前回サンプルだけ読んで終えてた『お見合いしたくなかったので無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について』、2巻を書店で見てしまい、あまりにも絵が好みだったので衝動的に1巻を買ってしまいましたw
表紙の絵が好みすぎる。以下かんたんな感想でも。タイトルや公式あらすじから予想できる範囲程度にとどめますが、軽くネタバレ含むので注意してください。
あらすじ
タイトルの通りなのであまり語ることがなかったりします。
お見合い後はこの手のラノベ定番、おうちだったり出先でイチャイチャするだけですｗ
感想
サンプルぐらいまでは某作品のパクりにしか感じずビミョーな印象でしたが、中盤以降が良かった。 ヒロインの家族に関する問題が序盤から示唆されてましたが、中盤以降はそういう問題がかなり出てきて面白い。 「天使様」では無理に感じた半同棲にいたるまでの過程も、「婚約」を使うことである程度違和感がない方向に話を構築してるのもポイント高い。
さらに主人公含め、主要メンバー全員がかなり長く続いてそうな良家の出という設定が話を面白くしてます。まぁ本当にその世界がどういうものなのかは全く知りませんがね....ゆえにフィクションとして楽しめる。
また主人公が非常に好青年なのもポイント高い。セリフに嫌味なところがないし、気が利くし、成績優秀だし、ビジュアルもイケメン感あるし。ヒロインが惹かれるのも納得です。
なによりヒロインかわいい。お家関係に恵まれてるとは言い難いのもあり応援したくなる。幸せになってほしい子や...
一方で舞台設定があまり活きていない印象でした。
「結婚可能年齢が15歳になった」は完全に死んでますね...主人公の発言からしてこの現実世界同様に、学生で結婚は珍しい世界線のもよう。ならなぜこの設定を追加したのか...
また途中にある「婚約は秘密しないと株価うんぬんで会社関係に問題が」設定も違和感が... 大げさにしすぎといいますか、「その前提」でそれまでの女子トーク他を見返すと恐怖しかない。微笑ましい恋バナにみえて完全に家同士の諜報活動やないか...つかそんな設定でデート目撃とか会社がヤバい。
ともに「削る」だけで問題が発生しなくなるのがこの作品を惜しいものにしてます。適当にその場で考えた感がどうしてもこちらに伝わってしまうんですよね...
あとは「祖父の存在」。ぶっちゃけ作者やないかｗ
主人公たちが動くとき、この祖父が起点になっていることが多い。ヒロインの誕生日教えたり、デート行けと説教したり、写真よこせといってきたり。「イチャイチャさせるために主人公を導く神的存在」になっておりなんともご都合主義感... すでに仲良くなったので、2巻以降はあまり出しゃばらないと信じたい。
いろいろ書きましたがが、そのへんあまり考えずに気楽に読むと面白いんですよ。 ラノベはそういうもの、という気もしてますし。 ストーリーも予想通りの方向で進み、ヒロインの家方面を除けば基本的に明るくいいキャラで心地よく読めます。
他にも読んでみたいものがあるので2巻は先になると思いますが買うつもり。なにより友人の二股カップルの行く末が気になりますｗ （あれは二股ではなく一夫多妻のほうが近いかもしれん...どうなるのやら）
週一ぐらいではなにか買って読もうと考えてるので、また読んだらレビューします！
