久しぶりにラノベでなくゲーム感想。Steam で配布されているフリーゲーム、『Find Love Or Die Trying』をプレイしたので感想でも。
まったく名前が知られてないので軽く説明すると恋愛テキストアドベンチャーです。 タイトルを日本語に訳すと「死ぬ気で愛を見つけろ!」というところでしょうか。キレイにかっこいいタイトルにしたいとなると難しいですね
以下ゲーム紹介+感想を。
どんなゲーム?
冒頭で示したとおり、よくある恋愛ノベルゲーです。テキストを読み、たまーにでる選択肢を選ぶタイプのゲーム。
ただし、現時点で英語のみ。有志の日本語MOD等もなさそうです。気合で英語を読む必要があります。えぇ、読みました。
そもそもプレイ動機の半分が英語の勉強です。はい。
ボイスはありません。テキストのみ。まぁそりゃフリーゲームですし。
ストーリー概要
ある日、主人公が目を覚ますとそこは飛行機の中。しかし異変が...自分の名前以外、全くなにも思い出せない状況でした。記憶喪失というやつです。
そこに一人の女性が話しかけてきます。彼女はテレビのプロデューサー。そして主人公に「これから始まるショーの主役」であることが告げられます。
そのショーこそが『Find Love Or Die Trying』。貸し切りの島で美女5人の女性と交流し、最終日に一人に告白。その告白が成功すればOK、失敗したら殺される...という恐ろしいショーです。
果たして無事に告白は成功するのか?生きて帰れるのか? 不安と期待が入り乱れる7日間の幕が上がります。
キャラ紹介
ざっくりキャラ紹介。
左から順に
- Allie
- スポーツ万能活発少女。身体能力半端ない。
- Violet
- お金持ちのお嬢様。料理好き
- Kat
- 番組の美人プロデューサー
- Scarlet
- セクシークール系の科学者お姉さん。読書が好きなのかよく図書室にいます。
- Terra
- 引きこもり系ゲーム少女。外に出ると気分悪くなる系
- Yui
- 圧倒的メインヒロイン属性の天使ッ...!!
- 主人公と高校時代に面識があるらしい。
はい、Yui推しですw 再会幼馴染系美少女とかツボすぎる...もうね、一途でね、健気でね、可愛すぎる。もちろん最初に遭遇するヒロインです。
ネタバレを全力で避けた感想
プレイ時間は8時間程度でした。公式いわく4時間〜らしいので倍近くかかってます。全部自分の英語力のせいですw
感覚的にですが、お金を払うとしたら1000円でしょうか。フリーにしては映像/音楽とも作り込まれてますし、面白いです。
以下はネタバレ込です。スクロールして読む場合は注意してください
ネタバレストーリー概要
なんとプロデューサーは「記憶を操作する装置」というとんでもないもので主人公たちの記憶を操作してました!
ショーが終わるたびに全員の記憶を消去、また最初からショーをやりなおしていたのです! 軽くループもの。
ショーの目的までは伏せておきます
そしてほんの僅かな記憶のかけらから主人公たちはこのことに気づき、全員で島からの脱出を試みます。
しかし島には異様な要素ばかり。突然変わる空の色、不自然なホテルの施設...何より脱出用のボートなり飛行機から探す必要があります。果たして全員無事に脱出できるのか!?
というのがネタバレつき概要です。
ダレる前半
正直前半がだるい。前半は全員と3回ずつデートするのですが、これがなかなか面倒。
いえ、テキストを読むだけなのですが英語というね、ハードルの高さがね...展開自体もよくあるやつが、すごく性急に起こる印象です。
かつ「相手が制限される」。全員交代で選ぶ必要があり、「俺はYuiしか興味ないんだよ!」ができない。これ結構つらかったです。
キャラクタの性格は全員魅力的ですし、グラフィックも海外産にしてはなかなかいい方だと思うのですが...
これもあり最初は「かわいい!」で楽しめましたが、一回目の記憶喪失ループ後はちょっとだるかったです。
読める後半
そして後半も展開が読めますw まぁ想像どおりだなーというのと、主人公たち間抜けだなーというので読む気がなくなってきたのがこの辺。
いや、だってホテル中にマイクなりカメラがあるの知ってるのに、ふつーに脱出計画をロビーで話してるんだもん...そりゃバレるに決まってるがな...なんでバレて驚くねん...
このへんのシナリオの浅さがちょっと残念でした。もちょっとねってほしかった
マルチエンディング...?
公式にはエンディングが7つあることが書かれています。
が、うち6個は「脱出後にパートナーを選ぶ6択の選択肢」です。途中の選択は関係なし。最後の最後の選択肢だけで決まります。ずっとYuiを思い選択を続けたボクの気持ちは一体...
残りの一個はあきらかにバッドエンドな選択肢が途中にあります。それを選ぶだけです。
せめて最後の選択肢がなく、途中の選択で変わるのがよかったなー。それぞれの選択肢で好感度が増減、一番高いキャラとエンディング、ぐらいにしてほしかったです。
ここが改善されるだけでだいぶいいゲームになると思います。
まとめ
色々書きましたが、英語であるつらさを乗り越えて数時間プレイできるぐらい面白かったのは事実です。
もちろん文章を理解できない場所も多々ありましたが、それでも楽しめました。英語の理解力がもっとある人ならもっと楽しめると思います(参考までにTOEIC 720点です)
まぁ英語でやろう、という人は少ないと思いますが、有志日本語MODが出たときにはぜひプレイしてみてください。