つれづれ趣味雑記

オタクになりきれないオタク。軽度なアニメオタク+ゲーム好き。運動にはまりつつある

ゼンレスゾーンゼロ ファーストインプレ

もはや世界一のスマホゲーム会社といっても過言ではないHoyoverseの新作 ゼンレスゾーンゼロ。この週末にかなりガッツリプレイしたのでファーストインプレッションです。

ゲーム概要

一言でいうなら「パリィ・ジャスト回避主体の高速アクションゲーム」でしょうか。
ちょうど今プレイしている「鳴潮」となにかと似ているシステムが多く、比較対象としてよく取り上げられます。

似ている点として

  • 3人パーティ
  • 基本的に防御はない
  • ジャスト回避・パリィがある
  • 高速連撃主体
  • ほとんどの行動をキャンセルして回避行動に移れる
  • キャラチェンでパリィが取れる

とまぁ似ていること似ていること。こういうのが今流行りなのでしょうか?

ただ実際のプレイフィールは似て非なる、という印象です。詳しく書いていきます


戦闘の特徴

おそらく最も鳴潮と差が大きいのが、 画面全体にわたる派手なエフェクト

ジャスト回避一つとっても画面全体が少しモノトーンになりますし、パリィを決めた時には派手な効果音がなり、ブラーとともにカメラが一気に引きになります。


↑パリィ。ダイナミックなカメラ演出


特に勝利時はやり過ぎではないかというぐらい派手。WIPE OUT という文字ともに画面全体の色が変わり、倒したときの爽快感がすさまじい

こういうのって大事なんですよね。全くジャンル違いですが「ティンクルスターナイツ」も勝利確定時にFINISH!と画面全体にでて、キャラ全員が「フィニーッシュ!!」と声を重ねてくれるからテンションあがります。


↑別ゲーム:クルスタのFinish。掛け声もあわせ気持ちいい

一方で鳴潮やスタレはこういうのが乏しくて爽快感に欠ける。地味ですが大事なポイントだと自分は思っています。


またキャラチェンも特徴的。いわゆる靭性撃破後に専用のキャラチェンによる連携技が発動します。これがまた派手で気持ちいい。

全体的に こういう派手さからくる高揚感に全振りした戦闘 という印象です。


戦い方の違い

一方戦い方も大きく異なります。鳴潮他のゲームと比較して、「靭性ゲージ破壊」の重要性が高い。
靭性ゲージを削りきらないとまともにダメージが出ません。このため

  • 最初に撃破系キャラを使い靭性撃破
  • キャラチェンでサポーターで火力増加
  • メインアタッカーで殴る

というプロセス。多少編成で変わるかもしれませんが、基本はテンプレの流れになるのではないかと。

もっと高難度にいくと別かも


また敵の攻撃前にご丁寧なことにわざわざ十字のエフェクトで事前に告知してくれます。


↑攻撃する瞬間の十字エフェクト

このため回避ボタンを押すタイミングが超わかりやすい。またこの瞬間に「ピキン!」という音がするのでそれを聞いてもOK。
タイミングは自分の鈍い反射神経でもギリ間に合うぐらい。が、ある程度集中している必要はあります。

学生さんなど若い人なら余裕でしょう(笑)


これらもあり、基本的に「連打しながらガンガン攻撃を打ち込んで、十字が見えたら回避かパリィ」という単純な操作でOK。
戦闘中は左スティック不要です。いや、冗談でもなく本当にいらない。

自分はiPadなのもあり、左手人差し指で攻撃ボタンを連打しながら要所要所で右手人差し指で回避ボタンをおしています。スティック放棄。

タップミスを防ぐためこうなった。確実性があがりオススメだがスマホだと厳しいかも


無双できる

さらに画面外からの攻撃すら矢印がでて回避可能


↑矢印が赤白で点滅して攻撃タイミングが分かる

これもあり多数戦でも「背後からの攻撃をパリィ」をでき、連続して成功できたときはとても強烈な無双感 を味わえて気持ちいいです。


スマホに特化した戦闘

ボタン連打で気軽に無双感が味わえるので、 爽快感がある反面かなり単調さも感じます。
連打は抜きにしても、根本的に戦闘中に取れる選択肢・アクションが少ない。


↑基本的にボタンが少ない(鳴潮比)。

攻撃時にいい感じに自動で的に前進するだけでなく、この手のゲームにしては珍しく ターゲット固定機能がない ので本当にボタン連打しているだけです。


鳴潮と比較

鳴潮と比較すると、どちらが良い悪いではなく方向性が違うという感じ。

  • シンプルでより爽快感・無双感を味わいやすいゼンゼロ
  • キャラのコンボや敵のパターンを覚え、緊張感ある戦いが多い鳴潮


↑鳴潮ボス戦。鳴潮は完全にタイマンボスのほうが楽しい


ゼンゼロは スマホに特化した戦闘システム という印象。PC勢だと本当に物足りないのではないか?
鳴潮は真逆で、PC前提で逆にスマホでは複雑すぎる。

スマホを前提とするなら案外ほどよい塩梅なのかもしれません。


とはいえ単純さからくる飽きは強烈。特にストーリーバトルは「敵がカカシ」で本当に連打だけで楽勝。
割と序盤はこのゲームやめようかと真剣に考えました。

ある程度進み、キャラごとの役割を理解してからは面白くなりましたが…
とはいえ今のところ誰を使っても連打連打連打で差を感じません。靭性を削れるかHPを削れるかぐらいですね

もっとキャラを入手すると別かもしれませんが、なかなかキャラが出ない


キャラデザイン

戦闘はこのへんにしてキャラについて。

キャラデザインは 今風 だなというのが率直な印象。ケモノ系も多く、刺さる人には刺さりそう。

どことなくブルアカっぽい感じもしました。まぁこのへんの感覚は人により異なるでしょうが、少なくとも「平成アニメと言われている鳴潮」より今風なのは間違いないです(笑)


一番のお気に入りがまさかの女性主人公「リン」


↑主人公選択画面。今回は(も?)兄妹

ボーイッシュな感じがいい。正直スターレイルのどの女性キャラよりもかわいいと思っています(笑)

なんというか「可愛すぎない」のがいい。性格も明るく活発だし

珍しく女性キャラを主人公にしたけど、男性にすればよかったと後悔しています。
リンちゃんに「お兄ちゃん」と呼ばれたかった…この兄妹、ほんま尊い


スタイリッシュだが、見づらいUI

ウワサのユーザーインターフェイスはとてもスタイリッシュでクール。


↑キャラステータス画面。色使いなども今までになくクール(ペルソナっぽいが)


一方で見づらいシーンも少なくないです。全体的に派手すぎる


↑レベル別報酬画面。実はLv5だけ受取可能。わからんて。

よく見ると小さくマークがついている。こういう「分かりづらい」表示が本当に多い。


またいちいち注意を引くための「!」マークなどが動いており、数が多いとストレスになります。


↑メインメニュー画面。これでも相当「!」が減ったほう

蛍光カラー主体のギラギラした色使いもストレスの一因でしょう


例のすごろく

このゲームでおそらく一番批判要因として挙げられているのが「すごろく」

こういうマス目を移動するある種のダンジョンのようなものです。

たしかにこれは見づらい上にテンポ悪い…正直苦痛です。特にボイスカットできないのが痛い。
早急な改善を望みたいところ


まとめ

序盤こそその単調さに嫌気がさしたものの、ある程度進むと面白くなりました。
鳴潮とは似て非なるゲームです。本当に。

ただ両方ともプレイし続けるのはしんどいかも。スタレと違ってサブゲー適正は低いですからね…

とはいうものの 将来を考えるとゼンゼロ一択 でしょう。
運営会社的にも信頼できますし、高速戦闘に反し意外なほどフレンドリーなので、キャラがきになるってだけでもプレイしてみていいと感じました。


鳴潮にはすごく頑張ってほしいけど、あまり明るい将来が見えないですね…2~3年でサ終はさすがにないと思いますが。

やっぱね、こういうソシャゲって「SNSなどでの盛り上がりにのってる」感も面白さの一因(特にスタレで実感した)。
このへんが鳴潮は弱いよなーと感じています…

面白いしキャラも好きだし、頑張ってほしいのですが…