蓮ノ空に触れて以来、アニメ熱が再燃して最近色々アニメ見ております。
まず見てみようと思ったのが「ラブライブ」。
そりゃラブライブ熱が再燃したのでラブライブから見始めるのは当然といえば当然。
ニジガクは見たことないですし、スーパースターは8話で見るのをやめました。
そんなわけで両方とも1期を最初から最後まで見終えました。数話ずつ交互に見るというちょっと変わった見方をしています。
それぞれの比較する目的でそうしたのもあります。その上でざっくり印象でも。
ラブライブ スーパースター
以前見たことあるのもあって、まず基本的なキャラクタの知識はあるスーパースターから視聴を開始。
パーフェクトな序盤
改めて見返すと、本当に序盤は完璧。
今までと異なりトラウマ持ちの主人公かのん、かわりに物語をドライブする可可。
特にニジガクの落ち着いたトーンと交互に見たこともあり、全体的に色合いが鮮やか。
かつキャラクタがちょっと大げさによく動く。アニメ!って感じ。見てるだけで楽しくなります。
トラウマを仲間の力で乗り越えファーストライブという王道の流れ。
お決まりの反対役生徒会長もでるし。安心して楽しめる。
ちょっと勢いが落ちる中盤
が、4話以降、ちょっと展開が強引になっていく印象を受けました。
いきなりトップグループが合宿付き合ってくれるとか。
ただ受け入れられないほどじゃない。ストーリーのテンポがいいので勢いで見れる。
そしてライブシーンも相変わらずの完成度。このへんはさすがです。
恋がだんだん不快キャラになっていきますが...
問題の7,8話
前回視聴時同様、きっついと感じました。新設校で廃校、学科間のいざこざ、母親周りなどなど。
感動要素を詰め込もうとして強引すぎる展開にもっていってる印象はからわず。
理事長も事前と事後で全然態度違うのがまた...理事長だけでなくモブ生徒も手のひらを返したかのように従順に...
さらにあれだけ敵役だった恋とメンバーが一瞬で馴染んでるのもちょっと疑問。
2話もかけてじっくり描いたのに納得がいかないシーンが多く、二度目の視聴でもかなーり厳しい展開に感じました。
9話以降
が、そこを超えると案外悪くないですね。序盤ほどではないですが、4~6話ぐらいの面白さはキープできている印象。
特にすみれ回。仲間の協力でトラウマを乗り越えていく描写はテンプレですがいいですね。本人もがんばってるし。
ライブシーンも相まってよかったです。このライブシーン、シリーズでも屈指の出来では...?
逆に可可はつらい...ちょっとすみれにきつくあたりすぎでは?ウワサには聞いてたけど本当ですね...
恋は案の定ポンコツ化。ポンコツって有能キャラ描写があるからこそ活きるのですが、なんぼなんでもやりすぎでは...
どちらかというと恋推しであるがゆえの苦言と思っていただけると。逆に恋推しでない人なら楽しめるかも。
あとかのん本人も言ってたけど、残りのメンバーはかのんに頼りすぎでしょう...
終盤
最終話で突如冬になってびっくり。冷静に考えると文化祭うんぬんで季節は進んでいたのですが、あまり時間が進んでいる実感なかったです。 そんな中で半袖で練習とは...タフすぎる、というよりスタッフが何も考えてない疑惑。こういう部分の気配りが全体を通して足りてない印象を受けます。
最後はどことなくスノハレを思わせる雪+並木道ライティングでのライブ。
負けたのもよかったですね。メタ視点ですが二期あるのでこうしないと話を繋げづらいし、明確に「勝ちたい」というモチベが生まれたし。良い終わり方だったと思います。
ただ最後の最後で恋のお父さん...恋の貧乏描写をスタッフ的になんとかしたかったのだと思いますが、強引すぎでしょ...スタッフ適当に考えただけでしょ...
まとめ
強引な展開やキャラ下げ描写が多いものの、7,8話を除けば楽しめました。ライブシーンは素直に技術の進化を感じましたし。
ただ脚本の引き出しの少なさが気になります。コレを3作目と見るか4作目と見るかは難しいところですが、「新設校」という新しい要素を入れて期待に胸を膨らませたのに、結局廃校ネタ。随所でμ's/Aqousを彷彿とさせる描写も使いまわしっぽく気になりました。
これが久しぶりに復活した作品ならオマージュ要素多めの定番展開でいいんですよ。が、ここまで連続的に展開してるシリーズで過去と同じ展開というはポジティブ評価にはなりづらいです。
まして新設校という廃校とは一番遠い存在を舞台にしてるのに...ね...
キャラ別印象
ざっとキャラ別の印象でも
- かのん
- だんだん完璧キャラになっていった、された印象
- 過去作含め、一番「ストーリーの中心」にいた感じがしました
- 可可
- 序盤のちょっとうるさいながらもかわいい
- が、中盤以降はウザいと感じるように...特にすみれへのあたりが強すぎる
- 千砂都
- 仲間になってから存在感がない...かのんヨイショしてた印象しか...
- スペック高めで真面目ないい子なんですが...
- すみれ
- 恋
- ヘイトキャラからのポンコツ化でさすがに厳しい評価をせざるを得ない...
- 見た目や設定は一番好きなんですが...
推しを一人あげろ、と言われたらやっぱり恋かなぁ...アニメでの描写はあれですが、基本的に好みのキャラ設定ですし...
なんというかキャラもキャストも被害者ですからね、あの展開は。
アニメでなく、G'sのストーリーなどに手を出したほうがいいのかもですね。
虹ヶ咲
引き続き虹ヶ咲1期の感想を。先程も述べたとおり、スーパースターと交互に視聴しています。
視聴前は、スクフェスはやってたので移籍組の知識はある、および「あなた」が明確にキャラクタ化されたことは把握していた状態。
逆に新規組は名前すら知らない状態で視聴開始です。
1話
絵柄もあり素直にアイマスっぽいなと(笑)。
あなたちゃんこと侑と、歩夢が仲良くしてる日常のお話。そこでせつ菜の映像をみてスクールアイドルに飛び込む流れ。
「ときめき」という言葉が印象的ですね。この作品の象徴でしょうか。
物語開始ということもあり、全体的に落ち着いたスタートです。
が、最後に謎のライブが始まり固有結界が展開。どこのサーヴァントだよ...
全話見終わりっても、未だにこの固有結界はよくわかっていません。ちょっと納得できてないのも事実。
1話をおえての感想は色々地味だなと。特にスーパースターの色鮮やかでコミカルな動きと比較すると、地味。とはいえ落ち着いているとも評価できますし、キャラデザはこの路線のほうが好きです。
ニジガクだけでみても、スクスタよりアニメのほうが好きです。
2~9話(個別回)
ここからは個別回が人数分進みます。キャラによりますがバックグラウンド紹介>問題を乗り越えさせる>固有結界を発動しライブシーン という一連の流れが共通フォーマット。
ワンシーンずつ上げてるとキリがないので、印象に残ったシーンは以下
- かすみ回
- かすみ「自分の考えを押し付けている」と気づいたとき
- 歩夢の「自分らしい自己紹介」とシンクロしてるいいシナリオだった
- 彼方回
- まさかおネムキャラにそういうバックグラウンドを用意するとは...
- しずく回
- かすみがしずくを真剣に説教するシーンが印象的
- ギャップ萌えのお手本を見た
共通点として、とにかくイヤなキャラがでてこない。イヤな展開がない。 キャラの性格付けや設定はちゃんとしていて、破綻しないように細心の注意を払っている印象。演出も丁寧。
逆に話に抑揚はあまりない。1クール通しての物語みたいなものも感じません。
終盤
10話以降は「あなたちゃん」こと侑と、「スクールアイドルフェスティバル」という巨大お祭りライブを開催する流れに。
3話のせつ菜とのやり取りがリフレインされる展開が印象的。3話でせつ菜の背中を押した侑が、今度は同じシチュエーションでせつ菜に背中を推されるお話。
こういう展開がほんと丁寧ですね、ニジガクは。
一方で歩夢さんが闇落ち...嫉妬からの仲違いぐらいは予想してましたが、まさかの闇落ちで正直ちょっと引きました...
最後はお祭りして盛り上がって楽しかったねーで終わった印象。
なんというかキレイすぎて心が荒んだおっさんにはつらい(笑)
むしろこっちのほうがスーパースターよりNHK適正が高いような...?
まとめ
全体的に丁寧さが際立つ作品でした。
ただ同時に、アニメマニア向け という印象も。
というのも面白さが話と話の間のつながりや、話と曲のシンクロだったりと注意深く見れば見るほどスタッフの気合に/作り込みに気づいて感心するんですよ。注意深く見ないと気づかないというか。
おそらく自分が気づいてないシーン/演出も大量にあると思います。
一方で作品全体を通じての分かりやすい盛り上がりがない。面白かったけど、物足りなさも感じてしまう作品でした。
キャラ別印象
- 侑
- 物語をドライブする役割で、穂乃果や千海の役割に近いと感じた
- イケメンかつ女ったらし(笑)
- 歩夢
- かすみ
- ちょいウザいじられキャラ枠
- ただ他者をなじるような発言がなく好印象
- せつ菜
- 黒髪ストレート / 真面目熱血 / 丁寧語。海未ちゃんがかぶる
- ポンコツ描写もしつこくなりすぎない範囲でよかった
- 愛
- 超ハイスペック金髪ポニテと普段なら推しキャラ
- が、万能すぎて逆に影が薄い...脚本的に使いづらそうな印象を受けた
- エマ
- おっとり枠。かわいい
- こちらもメンタルが安定しすぎてて個別回の印象が薄い。エマに持っていかれている
- 璃奈
- 顔面ディスプレイになる前フリが見事
- 一番成長したキャラと感じた
- 彼方
- おネムキャラの理由付けができてよかった。
- ライブシーンも夢の中のような幻想的な空間が印象的。美人度アップしてたし。
- しずく
- 建前の白キャラと本音の黒キャラという演出が面白かった
- 意外と熱血系。
- 真面目優等生 / 正ヒロイン感あるビジュアル / 演劇と田中琴葉(※最推し)がかぶる
- 果林
- 言いづらいことをズバっという性格でかっこいい
- が、社会人にしか見えない...
2つをみて
本当に対照的な作品でした。
- 分かりやすいけど粗が目立つのがスーパースター
- 特に7,8話
- 丁寧だけどしっかり見ないと面白さが分かりづらいニジガク
- 特に序盤
こういう印象。
もしスタッフが逆だったら、と妄想してしまいます。 新設校で3年分濃厚にかけるLiellaは丁寧に書いてもらったほうがいいし、逆に9人は定番人数ですしいつものスタッフが勢いで乗り切ったほうが面白かったかもしれません。まぁ妄想にすぎませんが。
二期は未視聴ですが、この対象的な2作品がわずか1クール差で放映されてたんですね...ラブライブ恐るべし。
また同じように二期も見ます。
そして同じ冠の別作品が1クール差、というと アイマス が控えています。 秋にミリシタ、冬にシャニマスの布陣(たぶん。U149は外伝的なので除外)
どうなるんでしょうね...?それぞれ39人/26人と明らかに人数過剰。
シャニはユニット単位での話にすればギリさばけそうですが、ミリは人数絞るしかないでしょうね...
どう仕上げてくるのか、こちらも楽しみです。
別件:蓮ノ空8話
記事執筆時点の6月12日、ストーリー8話前半が公開されました。
...やばすぎる... なんだこの濃厚な綴理x梢は...
おそらく大半の人の想像をはるかに上回る百合展開。脳がキャパオーバーでした。
二次創作を公式が超えてきたイメージ。
「つづこずの話みたいなー」程度だったのに濃すぎるのが来た。来てしまった。
カルピス飲みたいって言ったらカルピス原液を喉に流し込まれたイメージ。こすぎる。
一気に蓮ノ空カップリング組み合わせでトップに躍り出た感あります。いやほんとに...
さらに「のぞえり」を超えた感がある。個人的にすでに超えました。
のぞえりよりストレートに百合百合してるし、もっと複雑な感情が入り乱れている感じ。一度別れた二人だしね...うん。
それがスパイスとなってさらに心がぐちゃぐちゃにされる。蓮ノ空、おそろしい子...
もうこれ硝子の花園をカバーするしかないやろ...おねがいします、公式さん。本当におねがいします...