以前のガンヴォルト ですっかりインティ・クリエイツの作品に魅せられたので、同じ会社の2DACT『グリムガーディアンズ・デーモンパージ』を購入!
3周終えて一通りプレイしたため感想となる記事です。
ガンヴォルトのような緊張感やスピード感はないものの、シンプルで難易度も低くリラックスして楽しめ、万人にオススメしやすいアクションでした!

このゲームの特徴
基本的に「悪魔城」の影響を受けた2Dドットライクで古典的なアクションですが、随所に現代ゲームらしいシステムやフレンドリーな要素が組み込まれています。まずはそこの紹介から。
姉妹を動かすキャラチェンアクション
このゲーム最大の特徴は、なんといっても「しのぶ」と「真夜」の姉妹を切り替えながら戦うシステム
- 姉の「しのぶ」
- 遠距離攻撃主体
- 「ロケットランチャー」など火力によったサブウェポンが多い
- 妹の「真夜」
- 近接攻撃主体
- 地面を凍らせたり足場を作ったりとサブウェポンはギミック重視
この二人を状況に応じて適宜切り替えるのが本当に楽しい。 それぞれ得意なシチュエーションが異なるので、うまく使い分けると本当に攻略が楽になります。

▲対魔サブマシンガンという強烈な武器が主体の「しのぶ」

▲折り紙を自在に操り近接主体で戦う「真夜」
大幅に敷居を下げる「姉妹レスキュー」
このゲームの敷居を大幅に下げているのが、片方のHPがゼロになっても即ゲームオーバーにならない「姉妹レスキュー」。
片方が倒れても、もう片方が助けに行ける。助けるのに成功すれば残機は減りません。(連続でやられると残機が減る)

▲片方が倒れている場所までいってY連打。蘇生できる
特にボス戦はこのシステムで大幅に楽になっています。 ボス戦はやられても直前の部屋でリスタートするので、すぐに相方を救助することができます。
これのおかげで残機数が一切減らず、何度でもボスにリトライできます。
正直レスキュー抜きだったらまだクリアできていません(笑)
ちょっというと ソウル系に似たシステムといえる でしょう。2連続でやられなければいい、というところが特に。
ソウル系のシステムもそのまま使うのではなく、うまくアレンジして組み込んでいるように見えました
シンプルながら操作感のいいアクション
またもう一個の美点が動かしてて楽しくストレスがない こと。
「ガンヴォルト」のような複雑な操作は不要で、アクションとしてはジャンプと攻撃、サブウェポン程度のとてもシンプルなもの。
2段ジャンプやダッシュすらありません
だからといって単調になることはなく、キビキビと反応よく動いてくれますしキャラモーションが程よくスピーディなので操作しているだけで楽しい。
そこに絶妙なステージのレベルデザインが加わり、道中を右に進んでいくだけでも面白い。ここは さすがインティ・クリエイツ。
さらにガンヴォルトと違い「極限の集中」を要求するゲームでもなく、ある程度リラックスしながら楽しめる。このため 気がついたら結構な時間プレイしているゲーム です。

▲絶妙なバランスの敵配置・ステージ構成で右に進むだけで楽しい
緊張感のあるACTはあれはあれで楽しくて好き。良い悪いではなく方向性の違い
豊富なサブウェポン
「悪魔城」の影響を大いに受けているゲームですが、「サブウェポン」はかなり異なる。
本家ドラキュラと違い、全種類(6つ)のサブウェポンをいつでも切り替え可能です。
姉妹それぞれ6種類あるので、合計12種類。
この12種類のサブウェポンをうまく使い分けながら敵を倒したり、ステージギミックを突破するのもこのゲームの楽しい部分の一つです。

▲真夜のサブウェポン「傘」。ジャンプ距離が伸び遠くの足場まで行ける
また周回要素として 収集したサブウェポンを強化できます。
この強化も単純な威力上昇ではなく、移動能力の追加や継続時間の増加など、能力の幅を広げるタイプ。
これにより サブウェポン強化後に進めるようになる場所 もあり周回が飽きづらい要因になっています。

▲しのぶのサブウェポン「グランピングフック」。強化後は斜めに射出できる
ちょっと気になった点
ここまで良い点を挙げてきましたが、一つだけ気になった点を挙げるとすれば、探索要素。
噛み合ってない探索要素
このゲーム、2周目は各ステージにいる女の子の救出、3周目はパンツの回収(!?) という収集・探索要素があります。
2周目以降はステージセレクトで収集が終わってないステージにトライできるのですが、この収集要素がステージクリア型とか見合っていない
実際にプレイしてて困った現象をかいていきます

▲3周目のパンツ収集。だから「淫帝」ってよばれるんだよ…
倒さなければならないボス
例えばあるステージで一人女の子を救出しわすれたとします。
その場合はステージセレクトで挑戦するのですが、女の子を救出したあとはボスを倒さないと別のステージに行けない。
このため一つでも取り忘れがあると「またボスを倒す必要」がありとても面倒。ボスも面倒だしボス部屋にいくまでも面倒。
現に2~3周目の女の子救出では、各ステージそれぞれ2~3回プレイしました。 なので「3周プレイした」と書いていますが、実際は各ステージ6周ぐらいプレイしている状態です。
さすがに飽きます。中盤ぐらいまでは特に違和感なく楽しめていましたが、通番すぎるとさすがにプレイがツラい。
探索要素とステージクリア型がケンカしている と感じました。
正直終盤はイヤイヤプレイしてた...
マップがない
これに拍車をかけるのが、マップ機能がない こと。
ステージクリア型としては、結構ステージが広く、かつ分岐もあるので迷いやすいんですよね。
そしてその分岐のどこに目的のアイテムがあるか分からない。
せめてマップがあったら、ファストトラベルができたらもっとストレスが軽減されたでしょう。

▲ステージセレクト画面にあるマップ。ステージ中も見ることができたら…
役に立ってない残機数
2DACTらしく「残機数」の概念があるのですが、あるだけ。実質死んでます。
姉妹レスキューと残機数増加が頻繁に発生するため、まず残機数ゼロの状態=ゲームオーバーにはなりません。
現に自分は クリア時点で残機数30以上、残機を失った回数は5回程度 です。
失った原因のほとんどが姉妹を助けに行く過程での「落下死」
さらにこれ、残機がゼロになったらどうなるのでしょう? 1周目からやり直し?また2周目以降は女の子を収集しなおしでしょうか?
さすがにやってられません。全クリアまで20時間ほどかかるゲームでやっていいことではない。
もういっそ残機無限で良かったんじゃないか と思います。 ここも中途半端にメトロイドヴァニアっぽい要素を取り入れたせいで、変に崩れてしまっている要素だと感じます。
▲たまにしか見ないロスト画面
解像度をあげてほしい
これは個人的要望ですが、「ドット感」が気になりました。完全に8bitスタイルならともかくそこまでレトロな作品でもない。イベント絵は高解像度ですし。
今の御時世、2Dアクションでも高品質で美麗なグラフィックのゲームなんて珍しくない。ドットスタイルに逃げず、ちゃんと解像度を上げて作り込んでほしいと感じました。
おわりに

というわけで、『グリムガーディアンズ・デーモンパージ』の感想でした。
収集要素がビミョーに噛み合っていないものの、プレイがカンタンで操作してて楽しく、またレスキューシステムによる敷居の低さから万人にオススメできるゲームです。特に 普段アクションなんてプレイしない人にオススメ。ガンヴォルトはさすがに敷居高いですが、このゲームはもっとカジュアルに楽しむことができます
逆に最近こういう2DACTをプレイしたことある人って少ない気がするのでそれもありオススメ。「タイミングを見計らって隣の足場にジャンプ」なんて本当に久しぶりの経験でした。
ガンヴォルトは似ているが、古典的な感じはなく完全に新しい経験だった。ただしアレはシビアすぎて人を選ぶ…
STEAMのセール等でなら1800円ぐらいで購入可能ですので、ぜひ一度購入してプレイしてみてください。
また続編は完全にメトロイドヴァニア化したようでコッチも気になるところ。あまり評判良くないのがちょっと気になりますが、少し安くなったあたりで購入してみたいと思います。
ではまた