XboxGamePass、ゴールデンウィークの暇つぶしに1ヶ月だけ継続しました。UltimateではなくXboxGold抜き850円のプランです。
でSlayTheSpireを楽しんでる都合、フォロータイトルである Monster Train が気になってたのでインストール、プレイしてみました。まだプレイ15時間程度ですが難易度4までクリアできたのでインプレッションです。
どんなゲーム?
一言でいうと、ローグライク デッキ構築型 変則タワーディフェンス です。長いw
バトルに勝利してランダムに出てくるカードを収集・強化しながらクリアを目指すというもの。クリアまでにはだいたい1時間程度です。
ただXbox Game Pass (Windows Store)の欠点として、日本語MODがないので英語が要求されます。とはいえ各イベントのストーリーはともかく、カードの効果ぐらいなら中学英語力+他にカードゲームをプレイしてれば検討つくので特に困ることはありません。
ゲーム中の英語は適当に意訳してますが、日本語MOD未導入なので日本語MODとはずれてると思います。ご注意ください。
バトルシステム
SlayTheSpire(以下StS)と違うのは タワーディフェンス型 であることです。ユニットを配置し、ターンエンドを押すと敵味方が1回ずつ攻撃し、またユニット配置を行います。倒せなかった敵ユニットは一階層上に移動。最上部にある「種火」が破壊されるとゲームオーバーです。
ユニット配置だけでなく、「魔法」を唱えることができます。味方の強化や敵にダメージを与えることも。ターンエンドを押すと敵先攻でユニットが移動するというシステムなので、「攻撃は強いがHPが少ない敵」は魔法で削っておくと効果的。なかなかうまくできてます。
そしてしばらく敵を凌ぐとステージボスが出現。ステージボスだけ例外で一回でなくどちらかが全滅するまで殴り合いますw ボスを倒すとクリア、
ステージは全部で8つ。すべてクリアでエンディングです。
それぞれのステージで「試練」モードが用意されており、選択すると難易度上昇+報酬も上昇。つまりエリート敵相当ですね。任意で選べるのがいいです。
デッキ強化
また、バトルとバトルの間には明確に休憩フェイズが用意されているのもポイント。
休憩フェイズではカード収集、デッキ強化・削除、種火の回復などをおこえます。休憩フェイズでは2つの進路を選ぶことができ、それぞれに3つほどランダムな強化要素があります。
予め何があるか見える上、選べるのでフレンドリーですね。デッキ増えたから削除あるルートやら回復したいからそっちがある方、など自分で選べるメリットは大きいです。
これらの
- ステージ数は固定
- 合間に必ず休憩があり、ルート選択可能
- 高難度モードを任意で選択可能
という要素でStSと比べ運要素が減らされている印象があります。
種族
ゲーム開始直後、メイン種族とサブ種族を選ぶことができます。5種族あり(DLC込6種)、それぞれで全く戦略が異なります。わかりやすい筋力型だったり防御型、魔法型、または味方捕食型(!)などさまざま。それらを2つ組み合わせてデッキを作るのでバラエティに飛んだ戦略を楽しめます。もちろん相性があるので変な組み合わせだと難易度が急上昇!それもまた上級者向けの楽しみの一つでしょう。
とくにメインに選んだ種族から「チャンピオン」と呼ばれる強い専用ユニットのカードが固定で追加されます。かならず1ターン目の手札にくるので、このチャンピオンをどう使いこなすかも腕の見せどころ。
種族はゲームをプレイすると徐々に追加されていきます。
難易度
初期の難易度は簡単 でした。奇遇にもSlayTheSpireと一緒で3回目でクリア。ろくにゲームシステムを把握できずにクリアできたので簡単な方でしょう。が、そこから難易度を一個あげたら全然クリアできなくなり8回連続で失敗中。9回目でようやくクリア。新しく解放された種族で遊んでたのも要因の一つだったりします。
難易度はクリア後、勝手に上がるという。8回目もそれに気づかずプレイ。難易度0と1は差が激しいらしいです
StS以上に敵のインフレがすごく、こちらもそれにあわせてインフレしていかないとついていけません。中々に難易度が高いですが、ユニット・魔法をうまく組み合わせれば勝てるという印象。強化するユニットを限定さて特定ユニットのみをすごく強くする+そのユニットを同じ階層に集中させバフかけまくるのがコツだと感じました。
感想
StSと比較するとですが、「よりデッキで決まる」印象です。ステージが始まると戦術はある程度固定化されるので(前方に盾、後方に攻撃や補助など定番)、あとはカードの引きに応じてうまく形成する程度。特に「ユニット/魔法強化」でアホみたいに強いカードができたら勝ち確定ですw さらにその強化済みユニットのコピーができるのでやりたい放題。難易度1をクリアしたとき、以下のような状態でした。
- ブロック数(その時点で200)だけダメージ与える魔法に「利用後、山札のトップに戻る」属性を追加
- 毎ターン連打w
- 攻撃力強化+連続攻撃したユニットを作成しコピー
- 戦闘中さらに「先制攻撃」を付与+攻撃力バフかけまくり
- 雑魚もボスも溶けていく...
もう爽快なこと爽快なこと。いわゆるぶっ壊れデッキというやつでしょうか?楽しかったです。
デッキ依存が強い
このため根本的に強いユニットがいないと無理。あとは徹底的にデッキ圧縮し戦力をなる早で投入+バフ重ねがけ。
ボスは先程のべた通りシステムが異なり「倒れるまで延々殴り合う」システムなので手出しができません。そのため、ボスが来るまでにどれだけ強化が終わってるかが勝負!という印象です。
なので負けるときはどうあがいても無理。StS同様、戦闘中に「メインメニューに戻る」を使えば仕切り直しできるのですが、カードを切る順番を変えた程度ではまず勝てないのではないかと思いました。「弱いデッキをプレイングでなんとかする」という要素は少なく感じます。
気楽に楽しめる
この要因の一つが計算が難しいこと。多数の敵味方が同時に動くので、1ダメージ単位で正確に計算できません。現状の予測値は出ますが、「このカードを切った場合の予測値」は出ない。
例えばですが、先攻である敵の弓兵でこっちの前衛がやられる場合。この場合弓兵を魔法で倒してこっちの前衛が1ターン耐えれる、となると大きく結果が変わります。ボスだとさらにこれが20回ぐらい連続して発生。その間にもバフ/デバフが入り乱れるのでカードを切った後の正確な結果計算はまず不可能です。
なので頭の中は とにかくバフかける ということに終始しますw 戦力を1階層に集中させボスを殲滅することだけ考え、結果はボス戦でわかるさ!のノリ。「ここでこう動けばギリギリ届く!」という計算をしたことはありません(しつこいですが無理です)
これはStSとは正反対ですね。StSはギリギリの状況だとHP1単位のミスがないか何度も検算し、数ターン先を見てカード切りますからねw
これは決して悪いことではなく、大雑把に気楽にプレイできて楽しい ということにつながります。
一回プレイしたあとの精神状態は
- StS:ギ、ギリギリ倒せた...疲れた、休もう...
- MT : ラスボス殲滅!もう一回!
ぐらいの違いがありますw 本当にStSは疲れますからね(あの綱渡り感が魅力ですが)
現にモンスタートレインで「1コスト消費、カードを1枚引く」系のカードに魅力を感じたことがないですし、山札確認してからカードを切るようなこともしてません。それより目の前のバフw
コツ
まだ難易度4程度の初心者ですが、コツとして
- ボス用にバフかけまるユニット(階層)を決める
- 敵後方を掃討するユニット(魔法)を用意し一階層目に配置
- それらを守る盾ユニットを用意する
- ユニットは原則一体を集中強化。強化しないカードは削除して圧縮
- チャンピオンを過剰に保護しない。チャンピオンより強いユニットができることは多い
でなんとかなる印象。今のデッキに何が足りないかわかりやすいので、StSよりはるかにデッキ構築が楽に感じます。ここ2日はずっとメイン/サブ種族ともランダムにして楽しんでますが、どの組み合わせも上記のように持っていけばだいたい勝てます。
StSは出発が固定なのにゴール時はバラバラなのに対し、MosterTrainは出発時のデッキはランダムなのに(または種族が違う)のに目指すデッキは似たものになる印象です
まとめ
まだ正式には日本語化されてないですし、日本語記事も少ないですが予想以上に楽しんでいます。StS以降、最良のデッキ構築ローグライトという評判は伊達ではないですね。
ゲーム内容だけ見てるとSlayTheSpireに似てるのは間違いないですが、プレイ感覚は別物でした。いい意味で大雑把で爽快感にあふれるゲームです。何を求めるのかにもよりますが、自分のようなカードゲーム自体に不慣れな人はモンスタートレインのほうが楽しめるのではないでしょうか? 「とにかくパワーをインフレさせる!」がすべてでシンプルで楽しいです。逆になれた方ならSlayTheSpireのほうがよりカードゲームらしい高度な戦略・デッキ構築が楽しめるとは思います。
興味ある方はぜひ一度プレイしてみてください。英語が大きな支障になることないのでMod未導入でも大丈夫です!
おまけ
久しぶりにシャニマスでSランク到達しました
新規の夏葉様...! 半年以上ためた無料石を放出して無事入手。その後True目的でプロデュースしたらいけそうだったのでいっちゃいました。さすが夏葉様...! カードのイベントストーリーもものすごいいいのでオススメです。