前回買ったHADES、無事TrueEndまで到達したのでレビューでも書いてみます。
プレイ時間他
前回書いた「GodModeでとりあえず経験値ためる」はやめました。やはり卑怯なことをしてる気がしてデータ削除して一からやり直してます。
やり直しからは17回目で初クリア。弓ビルドです。現在45周目ですが11回ほどクリアしました。HEAT2まであげてクリアできています。プレイ時間も40時間を超え、十分プレイしたと言えると思いますw
レバガチャに目覚める
やればやるほど、レバガチャが強いゲーム と感じました。
前回書いたとおり、敵/味方/弾/各種エフェクトがごちゃごちゃして視認性が極めて悪いんですよね、このゲーム。この意見は当初から一切かわりません。視認性最悪。
代わりに、適当にダッシュで移動すればだいたいなんとかなる こともわかってきました。
とテキトーにやるだけ。テキトーで敵のいなさそうな方向に逃げる>敵のいる方向にダッシュ攻撃の繰り返し。意外なほど被弾を抑えれます。オススメ。
また「ダッシュの起点(終点)でダメージを与える」関係の強化とレバガチャの相性がいい。これらの強化では頻繁にダッシュするほうが有利です。下手に攻撃するよりダメージ大きかったりします。この結果、レバーを適当な方向に倒しながらボタン連打するだけでいい具合に動いてくれますw
これで決まると爽快だったりする反面、非常に単調で飽きます。でもしょうがないじゃないですか。見えないんですよ、敵も味方も。ガチャガチャなんてしたくないけど自機が見えない、敵も見えない。しょうがなくガチャガチャしてたら被弾せずにクリアできてたなんてザラです。(さすがにボスは無理ですが)
一方でビルドは楽しい
その一方、ビルドは明確にDeadCellsより楽しい。ビルドによる能力差が大きいといえるかもしれません。失敗すると本当にラスボスがジリ貧になります。全然ダメージがでなくてジワジワ削られて死ぬことが多い。
とはいえ有用な強化はある程度決まってきました。基本的に「一個のスキルに特化」したほうが強く、「スキル同士の相乗強化」を感じたことはありません。
この辺が Slay The Spire との違いでしょうか。Slayは「単品で強い」というのはあまりなく(使いやすいはありますが)、他カードとの組み合わせで相乗効果を発揮し爆発的火力を生むのが楽しい。HADESはそこまでではありません。
個人的に 武器を問わず 強いのが
でしょうか。特にラスト。どの武器だろうが強い。雑魚戦ならともかくボス戦だと攻撃を当て続けることなんて出来ないので、「雷追加」など手数に比例してダメージを与えるものはそんなに強く感じませんでした。DPSは高いので雑魚戦は便利ですけどね。
一方、Doomは時間差はあるものの一発当てるだけでかなりの追加ダメージになりますし、HangOverは継続ダメージでこれまた便利。正直この2つが出るかどうかの差が個人的には大きすぎる。
このへんはもちょっとバランスとって欲しかった。強い/弱いがかなりはっきりしてるのであまり悩みません。ローグライクなら常に悩むようにしてほしかった。
とはいえ適当に選んだ武器で適当に遊ぶのもこれまた楽しいですw もちょっと難易度が低いといいのですが。
初心者オススメビルド
まだまだ自分も初心者ですが、それでも初心者向けのビルドでも。
- 弓
- 通常攻撃メイン
- ハンマーで連射可能にする
- 毒を付与し連射
- Special攻撃はWeakなりデバフ系にふり、時々使う
- Castは無視。Castに頭を使わないようにして雑念を抑える
- Callは無敵になれるものを。ボス戦緊急回避用
- 残りはとにかくHPや防御系など生存率をあげる方向で
がイチオシです。自分の初クリアもコレでした。まぁ「このビルドおすすめ」といっても毎回できるわけでなく、上記のようなビルドができるまで繰り返すしかないんですけどね...
次点が「槍」。意外とリーチが長く、弓と似たような戦い方ができたりします。
一方で初心者オススメとされる「盾」は個人的にオススメしません。あれはボスの動きを把握したあとだとすごく安定しますが(今一番クリア回数が多いのが盾)、「ラスボスまだ2回めでよく覚えてない」状態では逆に危険です。あと突進する都合で自分の位置を見失いやすい欠点もあります(特に突進後、敵の正面/背後のどっちにいるか)
敵の動きを把握しきってない状態ではとにかく距離をとってなにかモーションきたらダッシュで逃げる!が最適。ある程度は被弾しちゃいますが、かなり抑えることはできるはずです。距離をとってればそれだけで反応するまでに猶予があります。
ボス戦で「ずっと盾構えて相手の動きを見切りたいとき」なら有用です。
また「拳」は論外w 某動画で「DPSが高く初心者にいいぜ!」とありましたが無理w 近接する都合、どうしても自分と敵の把握が難しくなります。ディアブロ等で慣れてるなら別ですが、そうでないなら避けたほうが無難です。
「銃」も自分はリロードで戸惑いうまく使えません。
一方で弱いとされる「剣」は案外好きだったりします。弓・槍につぐ三回目のクリアがコレ。意外とリーチあるんですよね。ヒット&アウェイを意識すると案外いけます。ダッシュ回数を増やす強化+ダッシュでの攻撃系があると楽になる印象です。
とはいえ、どの武器を使おうが「HPと復活回数を最大にする」まではゲームが始まってないです。クリアはその強化が終わってから目指しましょう。あと武器も全種類解放しましょう。全種類解放すると「違う武器」や「武器強化」が解放されます。
これがこのゲームの非常に大きな欠点だと思います。10時間程度で該当の強化は終わりますが、10時間程度はクリアを捨てた死ぬ前提の単調な繰り返しプレイが要求されて、最初が全く楽しくないんです。
総評
結構酷評ですが、2500円のインディーズゲームと考えたら十分な出来です。40時間プレイできたので元とれましたし十分楽しめました。
とはいえGameOfTheYearとったにしては荒い作りという印象は、40時間経過後もぬぐいきれませんでした。ビルドやキャラはみとめつつも、難易度曲線とアクションパートはかなりの改善が必要と思います。正直万人にはオススメしづらい作品です。
まぁ去年のGOTYがSekiroですからねw ごく少数にしかうけないゲーム性ですし、GOTYはそういうものと捉えたほうがよさそうです
ただ一つだけ。「ダクソをカンスト周回までしなきゃ気がすまない人」は必ず満足できるのですぐかいましょうw そういう繰り返しプレイが好きな人ならバッチリハマると思います。