XboxGamePassで始めた Slay The Spire 、予想外にハマって楽しんでおります。プレイ時間が20時間を超えました。
一方でこのゲーム固有の問題も見えてきた気がします。そんなわけで中間レビューです。
一応アイアンクラッドで4回、サイレントで1回、ステージ3クリアを達成してます。3キャラ目は未プレイです。
ハマると楽しい
このゲームの一番の醍醐味が、カードの組み合わせが良かったときの爆発的攻撃力 ではないでしょうか?道中ピックしたカードがいい順番に出てきてくれて、3桁のダメージでボスを一掃する。本当にこれは快感。
手持ちのレリック(永続バフアイテムのこと)とカードの種類、ボスの特性がパズルのように一致する楽しさ。
またここにローグライクな要素が加わり、ランダムなダンジョン/敵/カード...何度やっても頭を捻ってプレイする必要があります。ここまで毎回頭を使うゲームも珍しいです。
問題点
一方で問題点が、 ランダム要素が強すぎてまったく成長したという実感がないこと。
「初心者には」運の要素が強すぎるため、「20時間の上達した幅」の10倍ぐらい運でゲーム進行が左右されています。ここまでGameoverが運に左右されるゲームは初めて。シューティングにしろFPSにしろアクションにしろ、どこまで進めるかはそんなにプレイのたびに変わりません。似たようなところで毎度ゲームオーバー。ところが何度もクリアしてるのに / 20時間やってもステージ1でそこそこ死ぬ。ステージ1中ボスでやられるのも珍しくないです。
ようは 習熟曲線がゆるやかすぎる割に運要素が大きすぎる ことが最大の問題ではないかと。運の要素がゼロなら習熟曲線がゆるやかでもOKです。将棋や囲碁、ゲームではロケットリーグや格ゲーがこのへんの類ですね。極めてゆるやかだけど上達を実感できる。
提案
そこで開発者に提案したいのですが(今更日本語でこんなブログで書いたところで何の意味もないでしょうがw)、アセンション(※ゲーム中の難易度のこと。1~20まである)ごとにランダム要素を可変させてはどうでしょう? たとえば
- アセンション1
- ルート、雑魚、ボス、レリックは固定
- 入手できるカード数も制限されている(使いづらいけど強い!というカードを消す)
- アセンション2
- ボス、レリックは固定(ただしアセンション1とは違う)
- 敵とルートはランダム
- 入手カードが増える
- アセンション3
- ボスは固定(ただしアセンション1/2とは違う)
- 入手カードがさらに増える
- アセンション4
- フルランダマイズ(※現在と一緒)
など。低難易度では「ランダム要素」を減らして学習しやすくする、つまり上達を実感しやすくするのが狙いです。実質的にアセンション4までがチュートリアルというところでしょうか。
とまぁ現時点での感想を書いてみました。面白いのは間違いないのですが、いかんせんクリアしたにしろ負けたにしろ腑に落ちないところが残るゲームなのが不満です。この辺、カードゲームやボードゲーム慣れしてる人と感覚が違うのかもしれません。
何より4回クリアしましたが、全部カード運が良かっただけとしか思ってない(思えない)のがこのゲームの問題です。ダクソ3レベル1縛りや、Sekiroの苦難厄付きクリア時はたとえそれがまぐれの一回だったとしても明確に腕があがったと実感できたのですが...
とはいえXboxGamePassの3ヶ月100円で楽しませてもらっているのであまり大きなこともいえなかったりw 今の所最多プレイ時間です。Steamでも安いときは1000円ちょっとぐらいなので、興味もったらぜひ買ってみることをオススメします。ただしカードゲーム慣れしてないと、最初2,3時間は本当に面白くないのでそこは根気で乗り越えましょう!